【カウンセリング事例】親を間違ってると言うカウンセリングに納得できない!悪いのは自分なんです…という方からの相談

親を悪く言うことに抵抗感を持った方から「生きづらさ」のご相談を受けました

親を悪く言うことに抵抗感を持った方から「生きづらさ」のご相談を受けました

アダルトチルドレン(AC)克服カウンセリング京都・心の相談室の吉野です。
今回紹介するのは「親のコントロールから抜け出したい。でも親を悪く言いたくはない」という方からのご相談についてお伝えします(ご本人からの承諾を得ています)

受けられた方の体験談や、カウンセリングの流れでお伝えしているように、アダルトチルドレン克服カウンセリングのメニューの1つに「親のコントロールからの脱出」があります。

ACカウンセリングを受けられたご相談者の多くは「親にコントロールされててきたことに気付けた。これからはコントロールを受け入れるのをやめます!」とおっしゃられるのですが、今回のご相談者は少し違っていました。

親のコントロールは認めるけれど、デキソコナイなのは自分なんです

今回AC克服カウンセリングにご相談に来られた方は
「親にコントロールされていたことはわかります。でも私の親はすごい人なんです。勝手にしんどくなったのは自分です。私がデキソコナイなんです。なのに親を責めるのってどうなのかな…って思ってしまって」という想いをカウンセラーにぶつけてくださったのです。

 

親との適切な距離感を保つためにまずやること

AC克服カウンセリングで行っていることの1つは「親子間の適切な距離感を見つける」ことです。

近づきすぎた距離を離すために「嫌がる」「卒業する」という考え方もときには必要です。
ですが、いつでも必ず親御さんを悪者にすればいいか、というとそういう訳ではないのです。

今回のご相談者の場合は「親のことは悪く言いたくない」ということでしたので、親御さんを否定することをせずに「では適切な距離感とはどんなものか」についてお話を進めていきました。

 

親御さんから受け取った学び…とは?

まずご相談者に「親御さんから受け取った学びや価値観を思いつく限り書き出してください」とお願いしました。
そこで出てきた「学び」とはこのような内容でした。(実際受け取ったメモから)

【親から受け継いだ価値観】

(実際に言われたこと)
・人には親切にしろ ・人を傷つけるな ・周りに迷惑かけるな ・友達は大事にしろ ・異性にうつつを抜かすな ・真面目に誠実に生きろ ・決まり事、ルールを守れ ・自分の好きなように生きろ(自分で責任持て) ・家族は大事にしろ ・お金は無駄遣いしてはいけない

(言葉でなく態度で示していたこと)
・良い子でないといけない ・優秀でないといけない ・人の役に立つ人でないといけない ・周りの手を煩わせてはいけない ・親を泣かせるような事をしてはいけない ・世間に顔向けできない様な奴になるな ・周りと上手くやらないといけない(有効な関係を築け) ・自己中心的な人間になるな

すごく立派な教えです。額に入れたら家訓にでもなりそうな言葉が並んでいます。
こんなに素晴らしい言葉が並んでいるのに、ではなぜこのご相談者は生きるのが辛くなってしまったのでしょうか?

 

この教えができないと…どうなるの?

この家訓のような教えを見て…。
ふと違和感を感じたので、それをご相談者に聞いてみました。

「人には親切にしろ ・周りに迷惑かけるな ・友達は大事にしろ…本当に素晴らしいです。
確かにこんな風に素晴らしいことをあなたに教えながら、態度でも示してくださった親を悪く言っちゃぁイケないですよね(*^^*)

ただ、ちょっと気になってしまったのですが…
もしこの教えができなかったら、あなたは親からどう思われるんでしょうか?」

その質問をした瞬間、ご相談者が凍りついたように感じました。
そして。ゆっくりとこう答えられたのです。

「デキソコナイだと思われてしまう」と。

 

「自分はデキソコナイ」は理想的な親が子に与えた「失敗が許されないコントロール」だった

素晴らしい教えや教訓を常に語ってくれる親。常に道を外れないように諭してくれる親。
そしてその姿勢を自ら子に示そうと背中を見せる親。本当に素晴らしいと思います。

ただ、今回の例は「もしその教えが守れなかったときにはデキソコナイとみなす」という精神的なコントロールが親御さん側にあった(少なくとも子供側はそう受け取って生きてきた)ことに問題があったのです。

もちろん親からしてみると「心外だ。そんなことは言ってない」と言われるかも知れません。

ですが、このご相談者は、自分以外の誰かのことを「アイツは困ったヤツだ」「あいつもデキソコナイだ」と言われている親御さんの姿を何度も目にしているうちに

「自分も失敗するとデキソコナイだと思われてしまう」

と恐怖してしまったのです。

ときに理想的とも思える親が子供に過度のストレスを与えてしまう場合があります。

今回のケースはそのような状態だったのです。

無理に誰かを悪く言わなくてもいい。でも、言葉の裏にあるコントロールは外して生きようよ

アダルトチルドレン克服カウンセリングに来られる方の傾向として「100VS0思考(ヒャクゼロ思考)」の方が多いと感じています。

「正しいか間違ってるか」
「良いか悪いか」

のどちらかしかない、と考える傾向があり「真ん中あたり」を受け入れることが難しい方が多いのです。

今回のご相談者も「親が正しいんだから間違っているのは自分だ」「出来ない自分はデキソコナイ」と受け取る傾向が非常に強い状態でした。
だからこそ、その正反対の「自分が間違ってないと言うために親を悪く言うのはどうか」という感情が湧き上がってきたのですね。

抵抗感があることを無理やりさせるのが良いカウンセリングだとは言い切れません。
他の人が感動して涙を流したからと言って、すべての人がそうなる、とは限らないのです。

今回は「誰が悪いかは考えなくてもいいので、受け取った教訓の裏にあるコントロールを1つずつ外していくセッションをしましょう」とお伝えしました。

いくつか宿題的なものもお出ししたので、今後の経過を見ていきたいと思っています。
また進捗があれば何らかの形でお知らせするかも。。。です。
この方の声が寄せられるのが楽しみです(*^^*)

 

で。声。お寄せいただきました(*^^*)

このブログの記事を紹介したら、早速カウンセリングを受けてくれたYさんからお便りいただきました(*^^*)
(ご本人からも掲載OKの連絡を受けていますので紹介させていただきますね♪)

リョータさん、先日はありがとうございました。

今まで受けたカウンセリングでの課題だった「自分を変える為に歩み出す事」、特にインナーチャイルドとの対話が、私は全然上手くいかなかったです。

そんな自分に対して「変わりたいと思っても結局本気になりきれてない」とか「意思が弱くて教えてもらった事も出来ない」とか自分に対して嫌悪感を抱いてました。

今回のカウンセリングでもそんな自分を「責められるんじゃないか」と内心ビクビクしてました。(実際はそんな事は当然ありませんでしたが)

そんな中、今回、インナーチャイルドとの対話が上手くいかない原因を教えてもらって、不思議と凄く納得がいきました。

確かに言われてみたら、今までの私の状態ではインナーチャイルドが心を開く訳がありません。
そんな私にできることを優しく、私にできる範囲のことを一緒に考えながら教えてくれて本当に有りがたく思っています。早速チャレンジしてみます。

私に分かりやすいように色々と考えてくれたリョータさんの努力に応える為にも、一歩を踏み出していきます。(大阪市Yさん)

 

Yさんありがとうございました♪
やはりお便りからもわかるように「自分に厳しい」姿勢を感じますよね〜(*^^*)
でもそれがYさんの魅力の1つでもあります。

少しずつでもいいので、できてる自分を認めて解放していけるように進んでいきましょう。(吉野拝)

 

 

「自分を認められない」そんな自分から卒業しよう!