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不登校解決のための3つのステップ
「突然、うちの子が学校に行けなくなってしまった…」
「部屋に引きこもって出てきてくれない…どうすれば…」
そんな方のお悩みにお答えします。
当記事を読めば「不登校を解決するための3つのステップ」が分かります。
①お子さんが不登校・引きこもりになってしまったら
お子さんが、ある朝突然
「学校に行きたくない…」と言い出したら。
「学校で何かあったの?」「何か嫌なことがあるの?」
と聞いても、返ってくるのはあやふやな言葉ばかり。
突然のことで、親御さんも混乱され、お辛い状況だと思います。
僕自身、小学校で教員をしていたので、
「昨日まで元気そうだったのに…」という子が突然、
学校に来られなくなってしまうというケースを何度も見てきました。
特に親御さんは今、心配でたまらないお気持ちだと思います。
「自分の育て方が悪かったのかもしれない」
「子どもの気持ちがわからないなんて親失格だ」
なんて、ご自分を責めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、声を大にして言います。
あなたは悪くありません。
お子さまのために、どうにかしようと
一生懸命頑張ってこられたのですから。
ここまで頑張ってきたのだから、
もう一人で背負わないでください。
この記事を読んで、「正しいアプローチ」の方法を実践すれば、
必ず光は見えてきます。
学校に行けなくなった「きっかけ」と「原因」
不登校になってしまう背景には、
・きっかけ
・原因
が存在するといわれています。
この2つは似ているようで、実は全くの別物です。
きっかけとしてよく挙げられるのが
・イジメがあった
・友達関係がうまくいかなかった
・先生にひどいことを言われて傷ついている
・受験で失敗して、自信を無くしてしまった
といったことです。
これらのことがきっかけで、学校に行けないのであれば、
これらの問題が解決すれば学校に行けるようになるのでは?と思い、
学校に連絡して担任の先生に相談したり、
教育委員会に問い合わせてみたり…
そういった行動をとられた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それらのことはあくまでも
「不登校になってしまったきっかけ」であって、
「原因」は別にあることが多いのです。
では「原因」とは何か?
この後の記事で詳しく後述します。
★①まとめ
・きっかけと別に「原因」が存在する |
②どれだけ言っても学校へ行ってくれない
先述したように、不登校になってしまった「きっかけ」である
イジメや学校でのトラブルなどが解決したにもかかわらず、
「子どもがいつまでたっても学校に行きたがらない…」
といったケースが多く存在します。
「もう意地悪をしてくる子はいないよ。学校に行ってみたら?」と言ってみても、
朝になると、
「やっぱり行けない…」
親御さんの立場からすると、どうしたらいいのか
ますます分からなくなり、混乱されることと思います。
「私の方が疲れてしまった」
「今日も学校に行かないの?」「一回チャレンジしてみようよ」
このような問答を繰り返していると
「子どもに毎朝期待するのが辛くなってしまった」
「どう接したらいいのかわからない」
と、
親御さん自身が辛くなってしまったという話をよく耳にします。
何とかしたいのに、どうすればいいのか分からない…
そんな状態がずっと続くのは辛いですよね。
結論から言います。
お子さんがなかなか学校に行けないのは
【お子さんの不登校になってしまった「原因」が解決していないから】
なのです。
「きっかけ」が解決していたとしても、「原因」が解決されない限り、
一度は学校に行けるようになったとしても、
時間がたてばまた不登校を繰り返してしまう可能性があります。
ではその原因とは何なのか?
それを明らかにしていきましょう。
学校に行けなくなった本当の「原因」とは?
お子さんが不登校になった本当の原因、それは
「自己受容ができていないこと」です。
自己受容って何?と、聞きなれない言葉に戸惑う方もいらっしゃるかと思います。
自己受容とは、簡単な言葉でいうと
【「良い」「悪い」の判断をすることなく、あるがままの自分を認めること】です。
・学校でいじめられた
・自分に自信がない
そういった原因も、もちろんあるでしょう。
しかし、それも根本として存在するのは
【自己受容ができていない】ということになります。
・学校に行けない自分
・傷つきやすい自分
そんな弱い自分も認めたい、認めてもらいたい、そう思っているのに
そこで親御さんに「学校に行きなさい」と言われてしまうと、
ダメな自分をますます認めることができずに、苦しい思いをしてしまっているのです。
★②まとめ
・原因が解決しないと、不登校も解決に向かわない ・大切なのは「自己受容」。「学校に行けない自分」を認められずに苦しんでしまっている。 |
③お子さんを変えるには?
「じゃあ、具体的にどうすれば子どもは変わってくれるの?」
「自己受容ができるように変わってもらうためにはどうすればいい?」
結論から言います。
とてもシンプルなことで、それは…
ズバリ「お子さんを変えようとしないこと」です。
子どもを変えようとしても無理
「変えたいのに、変えようとしないって、どういうこと?」
そう思われる人も多いと思います。
でも、そのまま言葉通り
「変えようとしないこと」
これが最も大切なことなのです。
親御さんがお子さんを「変えよう」としてしまうこと
それはつまり
「学校に行けるようになってほしい」という、親御さんの希望ですよね。
それはお子さんにとっては
「学校に行けない自分も認めてほしい、そのままの自分を受け止めてほしい」
という、お子さんの心の奥底の声を
無視してしまっている、ということになります。
「そうは言っても、学校には行かないと…」
「逃げてばっかりではダメだし…」
そう思われる気持ちはわかります。
しかし、信じがたいかもしれませんが
【学校に行けないお子さんのことを認め、受け止めてあげることが、
不登校が解決する一番の近道】なのです。
コントロールしようとすると逆効果
ともすると、子どもを「変えよう」とする行為自体が、
不登校を長期化させてしまう原因になり得るのです。
子どもは大人の気持ちを敏感に読み取ります。
以前の無気力状態から少しずつ、家の中での活動も増えてきたかな?という時期に
「もうぼちぼち学校に行ってみない?」
「それだけ元気があれば、学校にも行けるかもしれないね」
そのような声掛けをしてしまうと、
お子さんは
「やっぱりお母さん(お父さん)は、学校に行けない私をダメだと思っているんだ」
「家の中で元気でいると、学校に行くように言われるかもしれない」
と考え、ますます不登校解決から遠のいてしまう、
というケースもあり得るのです。
繰り返しになりますが、重要なのは
「ありのままのお子さんを受け入れること」
「学校に行かなくても、あなたは大切なんだ」
「ありのままの自分で存在してもいいんだ」
「ダメな自分でも受け入れてくれる人がいるんだ」
お子さんがそう心から思えた時、
不登校解決に一歩近づいたと言えるでしょう。
「じゃあ、私は何もできずに見守るしかないのでしょうか?」
そんなことはありません。できることはあります。
僕が親御さんに提案したいこと、それは
「まずは親御さんから変わってみませんか?」ということです。
★③まとめ
・お子さんを変えようとしないこと。 ・ありのままの現実を受け入れることが、問題解決につながる。 |
④親御さんから変わってみる(自己受容の3ステップ)
「自己受容」が「そのままの自分をあるがままに認めること」なのに対して
「そのままの他者をあるがままに認めること」を「他者受容」といいます。
親御さんは今、お子さんに対して
「こうでなくてはいけない」という理想があるはずです。
・他の子たちと同じように学校に行かなければいけない
・勉強を頑張らなくてはいけない
・逃げてはいけない
など、人によりさまざまな「~なくてはならない」という理想があります。
親御さんは今、その「理想通り」になっていないお子さんのことを
認められていないのではありませんか?
また、
「あの子が不登校になってしまったのは自分のせいだ」
と、ご自分のことまで攻めてしまっていませんか?
もしそうならば、あなたは
・お子さんの現状を受け入れられず(×他者受容)
・ご自分のことも受け入れられずにいる(×自己受容)
ということになります。
ここで一つ、ポイントとなってくるのが、
「自己受容ができるようになると、それに比例して他者受容ができるようになる」
という法則です。
つまり、
自分のことを認められて初めて、
他者(=お子さん)のことも認められるようになるのです。
ステップ(1)まずは自分自身のことを自己受容する
お子さんの不登校を解決するための第一歩となるのが、
【親御さん自身がまず自己受容できるようになること】です。
親御さん自身が、自分のことを自己受容できずにいると、
お子さんのことを認めてあげることはできず、
不登校の問題は根本的な解決が難しくなります。
「ありのままの自分を認める」
最初は難しいかもしれませんが、少しずつでも大丈夫です。
いきなりすべて認められるようになることはありません。
まずは、
「否定してしまう自分のことも、ありのままに受け入れよう」
というところからスタートしましょう。
・失敗しても、いいんです。
・子どもにイライラしてしまう自分、それでもいいんです。
・他の子どもと比べて焦ってしまう自分、それもいいんです。
焦ったり責めたり、そういう自分も受け入れたうえで、前を向く。
そういった小さいことの積み重ねが、
少しずつ「お子さんの現状」を受け入れられることにつながっていくのです。
(2)親が変われば子どもも変わる
親御さん自身が、どんな自分でも認めることができ、
さらに、お子さんに対しても
学校に行けなくても、そのままのあなたでいいんだ。と
「学校に行けないという、ありのままの現状を認めることができた」時、
するとどうなるのか。
親御さんがお子さんにかける言葉、態度には明らかに変わっていくでしょう。
そして、お子さんもその変化に気づき始めるのです。
「お母さん(お父さん)がありのままの自分自身を受け入れてくれた」
そう感じたお子さんは、
「自分はこのままでも愛してもらえるんだ。受け入れてもらえるんだ。」
と、やがて
「不登校になってしまった自分」のことも受け入れられるようになります。
(3)不登校でいる必要がなくなる
お子さんが「今の現実」を、良い悪いを決めずに受け入れられた時、
本当の意味で問題は解決します。
「え?どういうことですか?」
突然そういわれると驚きますよね。
「問題が解決する」というよりもむしろ、
「問題がなくなる」というほうがわかりやすいのかもしれません。
・傷ついて不登校になった自分でも大丈夫
・失敗しても大丈夫
お子さん自身が「ありのままでいてもいい」と思えたとき、
不登校・引きこもりはもはや「問題」ではなくなるのです。
その結果…
「どんな自分でも受け入れてもらえる」
そうやって自己受容ができたお子さんは、
いつの間にか学校に行くようになります。
にわかには信じがたいかもしれませんが、
事実、そうして不登校が解決していく例をたくさん見てきました。
お子さん自身が親御さんに対して、
「今の自分を理解しようとしてくれている」、
「自分に歩み寄ろうとしてくれている」
と感じられることが
不登校解決の近道となるのです。
★④まとめ
・自己受容ができるようになると、他者受容もできるようになる。 ・まずは親御さん自身が、自己受容できるようになること。 ・親が変われば、子どもも自分を認められるようになる |
⑤AC大阪が不登校克服に強い理由
AC克服カウンセリング大阪では、
親御さん自身とお子さんの「自己受容」のための
カウンセリングを実施しています。
ここまで読んでくださった方の中でも、もしかすると、
「突然自分のことをありのままに認めるのは難しい…」
「自己受容の大切さはわかったけれど、今までの考え方を急に変えられるか不安」
のように思われた方もいらっしゃるかと思います。
不安に思ったりするのは当然です。
今までの考え方を突然まるっと変えようとするのは難しいですよね。
AC克服カウンセリング大阪では、
【自己受容を助けるための「不登校解決のための3ステップ」】
についてお伝えしています。
実際にカウンセリングに来られた方で、
・ありのままの自分を認められるようになった
・子どものことをそのまま受け止めることができ、子ども自身の判断を尊重できるようになった。
という声もいただいています。
いつの間にか無意識のうちに自分を責めてしまったり、
自己受容・他者受容が難しいと感じておられる方には、
他者による気づきが必要な場合もあります。
お子さんのことを大切に思っているあなただからこそ、
カウンセリングに来られることで解決できる糸口が見つかるかもしれません。
この記事を読んでくださった、今から。
少しずつ、変わってみませんか?
★この記事のまとめ
①不登校はきっかけと別に「原因」が存在する。
②原因が解決しないと、不登校も解決に向かわない。 大切なのは「自己受容」。 お子さんは「学校に行けない自分」を認められずに苦しんでしまっている。
③大切なのは、お子さんを変えようとしないこと。 ありのままの現実を受け入れることが、問題解決につながる。
④自己受容ができるようになると、他者受容もできるようになる。 まずは親御さん自身が、自己受容できるようになること。 親が変われば、子どもも自分を認められるようになる。 |
一緒に不登校を乗り越えませんか
今ご家庭の中にうまくいっていないことがある
ということをお子さんが知らせてくれているサインです。
・お母さん自身のこと
・子育てのこと
・ご夫婦のこと
一人でなんとか頑張っているけれど
ほんとうは気になっていることはありませんか?
これを機にそれらを見直して
家族のみんながより幸せになれる、
そんな新しい生き方を一緒に目指して見ませんか?
不登校克服カウンセリングは
そんなあなたを全力で応援します。