不登校の真の原因とは?
不登校克服カウンセリング京都の奥野です。
不登校カウンセリングでは、
・いじめは解決したはずなのに、子どもが学校に行ってくれない…
・一度は登校できるようになったのに、また休みがちになってしまった…
こんなご相談を受けることがあります。
実際には、学校やクラスでのトラブルが解決したにもかかわらず、
学校に行くことができずにいる子はたくさんいます。
様々なデータがありますが
一般的に不登校の再発率は約7割と言われています。
僕は教師として働き、そういった子たちをたくさん見てきた中で、
不登校を解決するために絶対に欠かせないことについて
気づくことができました。
この記事では
・不登校の真の原因とは何か?
・不登校を克服するためにどうすればよいのか?
これらのお悩みにお答えします。
不登校の「原因探し」= 根本的解決ではない
ほとんどの人は不登校になってしまった「きっかけ」や「原因」にばかり
目を向けてしまいがちです。
・学校でいじめがあった
・授業についていけなくなった
・クラスの子たちと上手く馴染めなかった
など、様々な要因が考えられます。
子どもが不登校になってしまうと、
学校の先生、保護者、スクールカウンセラーなどが連携し、
学校にこれなくなってしまった原因を解決しようとします。
しかし。
私は、「きっかけ」や「原因」とは別に
不登校になってしまった「真の原因」が存在すると考えています。
心の「〇〇不足」が原因?
心の中に、水の入ったコップを想像してみてください。
人は誰もが、心の中に水の入ったコップがあり、
この水を使って、生活していくことができます。
・学校に行って勉強したり、
・部活を頑張ったり、
・人とコミュニケ―ションをとったり…
あらゆる場面で「心の水」は使われ、
使われた分だけ、水は減っていきます。
そして、それと同時に
・周りの人に褒めてもらったり
・親からの愛情を受けたり
することで、心の水は注がれ、また満たされていく…
これが、すべての人の心の中で起こっていることであり、
心が健康に育っていく為には必要不可欠なことなのです。
しかし…
学校でのいじめ、学業不振、人間関係のトラブルなどにより、
消費する水の量 > 補充する水の量
になってしまうと、
少しずつ「心の水の量」は不足していってしまいます。
心が満たされないので、少しずつ元気がなくなってしまい、
さらに褒められたりする機会も減ってしまう…
心の中はますます、水不足になっていきます。
不登校の「真の原因」とは
ここまでくればもうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、私は
不登校・引きこもりの真の原因は
「心の自信の水不足」であると考えています。
心の中が水不足に陥ってしまうと、
だんだんと身動きが取れなくなり、
・「自分の力で困難に立ち向かう」
・「目の前のことにチャレンジする」
ということは到底できなくなってしまうのです。
ほとんどの人は、この「心の水」が不足していることに気がつきません。
不登校になってしまった「原因」や「きっかけ」ばかりに目を向け、
子ども自身の心に「自信の水」が無くなってしまっていることに気づかないのです。
不登校の再発率が約7割といわれていたり、
原因を突き止めても、なかなか解決しなかったりする理由はこれだ、
と考えています。
大切なのは、「水を注ぎ」「器を大きくすること」
逆に言えば、「心の水」をふたたび満たしてあげることができれば、
子どもは、勝手に自分の力で前に進んでいけるものです。
学校に行けない、そのままのお子さんを認め、
愛していると言葉にして伝えてあげてください。
時には、どんな些細なことでも褒めてあげてください。
そして、
心の水を注いであげられるのも、
そのコップを大きくしてあげられるのも、
一番は、身近な存在の親御さんであると考えています。
あなたの心には、
お子さんの心の中には、
今、どれくらいの水がありますか?
もし、心の満たし方が分からなくなってしまったとしても。
大丈夫です。あなたは一人ではありません。
お子さんと親御さん、二人体制のカウンセリングも行っています。
心に水が足りないな、と感じたら、
いつでもご相談くださいね。
一緒に不登校を乗り越えませんか
今ご家庭の中にうまくいっていないことがある
ということをお子さんが知らせてくれているサインです。
・お母さん自身のこと
・子育てのこと
・ご夫婦のこと
一人でなんとか頑張っているけれど
ほんとうは気になっていることはありませんか?
これを機にそれらを見直して
家族のみんながより幸せになれる、
そんな新しい生き方を一緒に目指して見ませんか?
不登校克服カウンセリングは
そんなあなたを全力で応援します。