【悩み相談】立場が逆転した元上司との関係が…
ねぎらい1Day講座に参加された方からのご質問です
大阪 京都 カウンセリング【ねぎらい心の相談室】の吉野リョータです。
ねぎらい1Day講座に参加された方からのご相談を許可を得て掲載します。
仕事の師匠であり、先輩であった人との上司、部下の立場が逆転してしまい、よく衝突するようになりました。
報告、連絡、相談もない。
どんな事があっても、頭を下げる事を絶対にしないので衝突がつねになっています。
元上司との確執とどう向き合うのか?
2話続けての男性からのお仕事上での人間関係についてのご相談です。
(関連記事:【悩み相談】どんどん仕事が嫌になってきて苦しい)
今回ご相談を受けたTさん。実はその場でも少しお話をして、その後劇的に関係改善された、との連絡をいただいているのですが、今回改めて、新しい視点からの相手の見つめ方についてお伝えしていきます。
今回のご相談。とても難しい問題ですよね。
元上司も我が子や弟のように可愛がって育てた部下に抜かれる、とは思っていなかったでしょう。
そして。ご相談者のTさんにしても、まさか上司を抜いてしまったこの現状を、心から喜べてはいないはずです。
ですが、実力主義の会社においてはこのような問題は起こり得ます。
「元上司との確執について」。今回はこの問題について考えていきたいと思っています。
問題の根っこは、お互いの【承認欲求】。
どうして元は仲の良かった2人が、いがみ合うようになってしまったのか。
実はこれには2人ともに共通の問題があります。それは。
- お互いが相手に「認めて欲しい」と思ってる
という状態にある、という点です。
Tさんにしてみれば「仕事で成果を出して昇進できた自分のことを、〇さん(元上司)にこそ認めて欲しい」と思っていますし、
元上司からすれば「自分が育てて今の地位に上がれたんだ、ということを認めて欲しい」と思っている、ということなのです。
心理学的には「承認欲求」というのですが、実際問題相手に「自分を認めて欲しい」などと言うことはできないもの。なので、言葉にできない分、ちょっとした態度に出てしまうのですね。
男性の承認欲求は結構でかい。
一般的に男性は女性と比べて、一つのことに夢中になるとのめりこみやすい、といわれています。
これを「シングルタスク」とか「専門性」とか言われるのですが、どちらかと言うと男性の方が女性よりも仕事にのめりこみがちで、そこでの評価を気にする生き物です。
逆な言い方をすると
「たった1つしかない打ち込みどころで、自分は評価されなかった」
などと思わされることなどあり得ない、と感じてしまうので、今回のような逆転現象が起こってしまったことで、ひどく落ち込んだりしてしまうのです。
そして。自分が上司になった瞬間から認めてもらえなくなってしまったTさんにとっても、この状況はとても苦しいもの。
お互いが「認めて欲しい」と思いながら、一歩も進めずにいるのがこの問題なのです。
YOU、認めちゃいなよ。
今回ご相談いただいたTさんにとって。
できることはたった1つです。それは。
「元上司さんを認め続ける」こと。
まずはTさんが、元上司を認めて感謝し続けることで、関係は変化していきます(この話のあと、実際に劇的な変化があったそうです)
特に最初は大変だと思います。なぜなら。
「とか言って~。ホントはボクのことなんて認めてないくせに~。ホントはあざ笑ってバカにしてるくせに~」という、あからさまな(笑。反抗的な態度が繰り返されるから、です。
要はTさんはしばらくの間、試される、ということです。
(ご相談にも書いてある元上司の発言は、完全にTさんを試しているもの、と受けとれます)
なので。そこを超えるまで。何度も何度も一方的に。認め続けることが必要となります。
「私はあなたのおかげで仕事を覚えることができました。あなたがいたからこのお仕事をこんなに楽しみながら取り組むことができています。私はあなたに本当に感謝しています。上司と部下という関係ではなく、私はあなたを人として尊敬しています」
ということを、微に入り細に入り態度で(言葉ではなく)示すことが必要。
これは別にペコペコして相手のご機嫌を取れ、ということではありません。
「今までの感謝を胸に生きている」姿勢をみせることが肝心です。
これができるようになったとき。きっと関係は大きく改善します(というかTさんの場合は翌日から関係性が大変革した、とのことでしたが(*^^*))
問題が起こるときの共通点。
今回の問題のように「元上司が自分を認めない」という場合は、実は相手も同じことを思っている(「元部下が自分をバカにする」)のです。
同じようにTさんは「自分を認めて欲しい」と思っているし、元上司も全く同じことを思っています。
ですがなかなかこの状況を認めることができずに、無意識のうちに「相手を否定して、自分の正当化を主張する」という流れがおきがち。
こうなってしまうと修復はどんどん難しくなっていきます。
自分が誰かに不満を感じているときは、相手もほぼ同じ思いを持っているもの。
そこに冷静に気が付けば、問題は解決に向かいます。
「でもムカつく!」「なんで俺がアイツを認めなアカンねん!まずは向こうからやろ!」などと思う方も少なくないと思います。
もしそのような場合は、よかったらACカウンセリング心の相談室にご相談くださいね♪
【ついしん。】
この問題の女性バージョンが「嫁姑問題」なのかな。。。なんて(^-^)
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2017年8月12日追記
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